こんにちは、みずきちです。
コンビニやスーパーでよく見かけるダイエットコーラ。
裏の栄養素を見てみるとカロリーも炭水化物も脂質も0!
普段、ダイエットのためにカロリーや糖質、脂質を気にしている生活をしている人には驚きの数字に感じることでしょう。
これならいくら飲んでも太ることはないように見えます。
まさにダイエットにぴったりの飲み物に見えますが、果たして本当にダイエットに効果はあるのでしょうか?
実際に飲んでみると味も普通のコーラに近いものなのに、なぜカロリーがゼロなのか?
今回はそうした誰もが1度は思う疑問について解説を行っていきます。
・炭酸好きでダイエットを頑張りたい人
・ゼロカロリーコーラを飲んでいる人
・ダイエット中の飲み物に悩んでいる人
実は0kcalじゃないダイエットコーラの真実を始め、人工甘味料の怖さやダイエットへの有効性の有無を紹介していきます。
この記事を通してダイエットコーラについて知ってもらえればと思います。
では、早速はじめていきましょう。

ダイエットコーラは実は0kcalじゃない?
そもそも味がするダイエットコーラですが、栄養成分はどうなっているのでしょうか?
実際の商品の中でも最も有名なC社の栄養成分を見てみましょう。
コカ・コーラゼロ(100mlあたり)
エネルギー 0kcal
タンパク質 0g
脂質 0g
炭水化物 0g
日本コカ・コーラ | 製品情報 | コカ・コーラ ゼロ: The Coca-Cola Company (cocacola.co.jp)
すべて0表示とまさにゼロコーラと呼ぶにふさわしい数字になっています。
これならいくら飲んでも大丈夫と思いますよね。
しかし、実を言うとこの数字にはカラクリがあることを知っておかないといけません。
それは消費者庁が定める栄養表示基準では一定以下の場合には0表示をしてもいいとなっていることです。
具体的にはカロリーについては100gあたり5kcal以下、その他の栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)は100gあたり0.5g以下であれば0と表示して良いことになっています。
つまりは500mlのペットボトルで考えると25kcal以下になっているのです。
実際はカロリーがあるのにゼロと書かれると少しだまされた気分になるかもしれませんが、実際そのくらいのカロリーであればダイエットには向いていると言えるでしょう。
特に普段コーラを飲んでいる人はダイエットコーラに変える効果はかなり期待できます。
と、言うのも普通のコーラを同じくC社の商品で見てみましょう。
コカ・コーラ(100mlあたり)
エネルギー 45kcal
タンパク質 0g
脂質 0g
炭水化物 11.3g
日本コカ・コーラ | 製品情報 | コカ・コーラ: The Coca-Cola Company (cocacola.co.jp)
単純比較でも8分の1以下にカロリーを抑えることができますね。
ダイエットコーラのカロリーは海外の表示などを見ると100gあたり0.5kcal前後かと思われるので実際の効果は更に高いでしょう。
普段コーラを飲んでいる人はダイエットの手始めとしてダイエットコーラに代えてみるのは効果が期待できます。
ダイエットコーラが甘いのは人工甘味料のおかげ
さて、見てみると確かに栄養素がかなり低いことが分かりました。
では、なぜそんなにカロリーが低いのにダイエットコーラに味があるかが気になってきますね。
簡単に言ってしまえば、砂糖の代わりに人工甘味料を使用しているから栄養素が低いのです。
人工甘味料は一昔前よりかは多くの人に知られる機会が多く、名前を知っている人も多いのではないでしょうか。
人工甘味料は種類にもよりますが、砂糖の200倍~600倍くらいの甘みがあります。
つまりは、砂糖の200分の1~600分の1の量で同じ甘みをつけることができるのです。
この少量で強い甘みをつけられる人工甘味料を使っているからこそ、ダイエットコーラは低カロリーで低糖質なまま甘みを感じられるものになっているのです。
最近では、ダイエットをしている人は人工甘味料にお世話になっている人も多いのではないでしょうか。
と、いうのもスリムアップシュガーなど砂糖の代替となるものが多く出回るようになったからです。
スーパーマーケットなどでもダイエット商品を探すとこうした人工甘味料を使用しているものを多く目にすることができます。
実際に使っている人も多いのではないでしょうか。
これらもダイエットコーラと同じ理由で少量で強い甘みを感じられるからこそダイエット効果が期待できるのです。
人工甘味料はダイエットに効果があるけど身体に悪い?
さて、人工甘味料の話をすると必ず行き当たるのが健康問題です。
やはり人工甘味料というと実は太るとか健康に害があるというイメージがつきまといます。
これは決して間違いではありません。
人工甘味料には基準摂取量が決められており、それを超えた摂取は推奨されません。
では、その量とはどの程度のものなのか、実際にダイエットコーラに含まれている「スクラロース」という人工甘味料で見てみましょう。
基準となる1日の摂取量は専門機関で目安が示されいますが、スクラロースの場合1日体重1kgあたり15mgとされています。
つまり体重50kgの人であれば1日750mgまでとなっています。
コーラに含まれる砂糖の量はだいたい500mlあたり56gくらいと言われていますので、それを参考値として人工甘味料の量を推測してみましょう。
スクラロースは砂糖の600倍の甘みがあるので単純計算だと0.09g=90mgということになります。
つまり体重50kgの人は750mg以下に抑えるために約4lのダイエットコーラを飲むと基準をオーバーすることになりますね。
しかも、そもそもダイエットコーラには「アセスルファムK」という別の人工甘味料も使われており、実際にはそれぞれの使用量は半々と考えるのが妥当でしょう。
つまりは、実際にはもう少し量を増やしても基準値を超えることは基本的にはないと思います。
もし、1日に4l以上のダイエットコーラを飲むというなら話は変わりますが、それはそもそもダイエットを始める前に食生活を見直すべきでしょう。
…もちろん健康面に現在時点で影響がないと言われているからといっても今後の研究で危険性が発見される危険性がゼロというわけではありません。
私が言いたいのは、過度に怖がりすぎて避けなくてもそもそも摂取量はかなり抑えられるということをお伝えしたいです。
もともと1日に摂取する砂糖の代替品に人工甘味料を使ったとしてもその量は砂糖の数百分の一になります。
砂糖だって摂り過ぎれば身体には毒です。
ダイエットコーラを1本飲んでも人工甘味料の量はごくわずかであり、普通のコーラに含まれる砂糖の量を考えれば身体に大きな害はないと考えます。
ダイエットコーラを飲むと痩せる?太る?
最後にダイエットコーラで実際に痩せるのか考えるうえで、気になる研究結果を見てみましょう。
それはダイエットコーラ(人工甘味料)で太る、という内容のものになります。
ただ、これは人工甘味料自体で太るという話ではないのでまずは安心してください。
人工甘味料を摂った際に食欲が増進されてしまうのではないかという研究結果が出ているのでそれを紹介していきます。
そもそも人が太るメカニズムとして要素のひとつとなるのが糖質を摂った際に分泌されるインスリンです。
このインスリンは体内の糖質が増えすぎた際に、それを脂肪細胞に変えることで糖質量を調整する役割があります。
このインスリンの分泌を人工甘味料でも引き起こしてしまうのではないかという研究なのですが、まだ議論の最中といったところで2つの論があります。
1つめは身体が人工甘味料と間違えてインスリンを分泌するという意見。
この場合、インスリンが糖質が高くない状態で分泌されることになるので、血糖値の下降を招き身体が血糖値を上げようと食欲増進を招くというものです。
2つめの論は、インスリンは分泌されないものの身体は甘味を感じるのでその違和感を埋めるために食欲が増進されるというもの。
どちらの論が正しいかは分かりませんが、食欲増進の効果はありそうだというのが結果として示されています。
もちろん、食欲が増進したとしてもその欲望のまま食べなければ太ることはありません。
ダイエットコーラでダイエットをするためには、併せて食事量の管理が必須になるだろうことを認識しておくのが大切でしょう。
食事量の管理の方法については下記記事を参考にしてみてください。
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