毎日の育児や家事で忙しい中でお金にも不安がある人も多いのではないでしょうか?
今回は貯金がなかなか増えない、貯金を切り崩して生活している人には特にオススメな記事です。
ずばり、家計簿の書き方で節約を目指してみようという内容になります。
家計簿と聞くと書くことが多くて記録が大変なイメージがあるかもしれません。
この記事を読めば、忙しいからそんなにたくさん記録ができないという人でも簡単に家計簿が作れます。
方法は簡単で節約できるものだけ詳しく記録するのがコツです。
貯金上手な家計簿の書き方をマスターして将来のお金の不安を解消していきましょう。
使っているお金を変動費と固定費に分けてみよう

節約をしようと思っても何が節約できるか分からないなぁ…。

まずは毎月変化がある支出(変動費)に注目しましょう。
その中で、自分で節約できるものを見つけるのよ。
節約できるものと節約できないものを簡単に分ける第一歩は、使っているお金を固定費と変動費を分けることです。
専門用語で難しく聞こえるかもしれませんが、固定費は毎月変わらない金額、変動費は逆に毎月変わる金額のことです。
例をあげてみると、固定費は家賃や習い事、通勤にかかる費用などです。
少し上下することはあっても基本的に同じ金額で、あまり節約を目指せるものではないのが特徴です。
いくら節約したくても、家賃を減らすために引っ越したり、通勤代を減らすために会社のそばに住むことを考える人は少ないでしょう。
たしかに、毎月必ずかかるお金なので節約できれば効果は大きいですが、あまり現実的ではありません。
次に変動費の具体例は電気代や水道代、医療費などがあります。
季節によってかかるお金が上下したり、まったく使わない月が出てくることもあったりします。
節約のときには、この変動費に特に注目しましょう。
その中でも特に節約のために注目したいのは食費、交際費、娯楽費の3つです。
食 費 → 食事にかかる費用
交際費 → 友達との食事や飲み会
娯楽費 → 趣味にかかる費用や旅行
なぜ3つなのかというと、変動費が節約にむいている話をしましたが、いくら節約のためとはいえ医療費や電気代、水道代の節約には限度があるからです。
例えば電気代の節約のために夏場にクーラーをつけなければ熱中症の危険が高まります。
ほかにも、病気にかかっても節約のために病院に行かないというのはありえない節約になってきます。
つまり変動費の中でも節約しやすい項目が、食費と交際費、娯楽費の3つなのです。
節約のためにはまず、この3つの項目は家計簿につけるようにしましょう。
自分のお金の使い方に合わせた家計簿で節約効果が劇的に上がる!

うちはあまり交際費は使わないけど、記録しなきゃダメなの?

節約効果が低いものは記録しなくてもいいわ。
自分の生活で「節約できそうなもの」「金額が多いもの」をイメージして項目を決めましょう。
さて、ここからさらに家計簿に書く項目を自分に合ったものにしてみましょう。
家計簿の目的は「お金を多く使っている分野を見つけたい」「節約効果が目に見えて分かるようにしたい」の2つが主になります。
例えば、普段外食が多い人は食費の中でも外食を区別して記録してみましょう。
行く頻度を下げたり、いつもより少し安いお店を選択することで目に見えて支出が減るのが分かるはずです。
ブランドの洋服やバッグを買っている人は娯楽費の一部として記録するといいと思います。
こちらも買う頻度を下げたり、普段使いのものを安い物にしたりすると使う支出は減っていくはずです。
こうした記録が家計簿に残ることで節約できているな、という実感が湧いてきてやる気が続きやすくなります。
細かいルールがあるわけではないので、「節約をしやすい分野」と「お金を多く使っている分野」を頭に思い浮かべてみましょう。
その節約を目指すことが大切です。
節約は毎月ある支払いに注目した方が効果が高い

今月は友人の結婚式が重なって赤字かも…。
これって節約的にはどうした方がいいの?

急な出費は避けられないから気にしないのがいいわ。
節約できないものを気にするより、確実に毎月減らせるものを節約しましょう。
家計簿をつけているとよくあるのが、急に発生する特別な支払いです。
例えば、壊れた家電の買い換えや祝儀や香典、医療費といった予定になかった支払いが発生する場合です。
これらについても節約ができるともちろんいいですが、家計簿上の節約ではあまり気にする必要はありません。
なぜなら、さっきも少し書きましたが節約する方法があまりないからです。
節約のために友人の結婚式や身内のお葬式に行かないという人はあまりいないでしょう。
家電なども、買い換えで節約を意識しすぎると不便を感じることが多くなってしまいます。
それなら、毎月ある食費から1,000円でも節約した方が効果がずっと高いです。
なぜなら、毎月1,000円でも1年で12,000円、10年で120,000円と節約が積み重なっていくからです。
節約は毎月あるものに集中するようにしましょう。
記入する項目が多いと大変、ぎゅっと減らして楽しよう

節約する項目以外に家計簿に記録した方がいいものはあるの?

全体でいくら使ったかは記録したいわね。
いくら貯金ができているかが分からないと節約効果が見えないわ。
全体金額と節約したい項目、その他合計が最低限必要よ。
家計簿のイメージとして書くものが多いと感じていた人は、ここまで紹介した節約しやすいものだけ記録するようにしましょう。
項目が少なく感じるかもしれませんが、そもそも節約できないものをいくら記録しても貯金は増えません。
節約できるものだけ記録して、それがきちんと抑えられているかを確認することが家計簿の使い方です。
すごくシンプルにした家計簿を例に見てみましょう。
合計 380,000円
食費 40,000円
外食 8,700円
娯楽費 5,000円
子供用品 17,000円
当月のみ 76,000円
その他 233,300円
私が実際につけている家計簿の数字を少しいじったものになります。
食費、外食、娯楽費が節約のために記録をしていて、子供用品は節約と言うよりいくら使っているか知りたいためにつけています。
あとは、自動車の点検や香典など毎月ではない支払いは当月のみにまとめて急な支払いがあったことだけ分かるようにしています。
あとは、全体で使った金額から引き算してその他に入れ込めばできあがりです。
こうするとその他の金額は毎月だいたい同じくらいになっているので、まとめて固定費と思っています。
このその他が毎月大きく変わる場合は、なにか大きな支払いを見逃しているので項目に追加してあげましょう。
全体の金額の出し方ですが、我が家は支払いが基本的に現金とクレジットカードになっています。
毎月のはじめの現金の手持ち金額を決めて月末にいくらになったかをチェックして、クレジットカードの請求額と足し算して完成です。
多分、多くの人は現金さえなんとかすれば、全体の金額を出すのはそんなに難しくはないのではないでしょうか?
月初めをきりのいい現金だけにしておくと計算が簡単なのでおすすめです。
貯金目標があれば毎月の目標が決めやすい

うちは食費だけ管理すればいいかと思うんだけど、大丈夫かな?

管理する項目が少ないと節約できる額も少なくなるわ。
項目が増えれば、それぞれの目標額は下がるから節約のハードルが下がるからおすすめよ。
さて、さいごに目標を決めることも忘れずにしましょう。
毎月いくら貯金したい、とか1年後にいくら貯めたいとか漠然としたものでいいです。
そこから家計簿でチェックする食費や交際費などの金額を月にいくらに抑えたいかを決めていきましょう。
これを決めると家計簿に書きたい項目をいくつにするかも決まってきます。
例えば、毎月2万円の貯金をしたいと思って家計簿を書くのに、食費しかチェックしていないと食費を2万円減らさないといけません。
よっぽど食費に無駄があるなら可能かもしれませんが、多くの人には不可能な目標です。
そこで同じ2万円の貯金目標でも、チェックする項目を増やして節約の目標を食費で5,000円、外食で5,000円、娯楽費で10,000円減らすという感じでいくつかに分けてあげましょう。
より現実的な目標の家計簿になってくるはずです。
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