XやYouTubeなどを様々な媒体でエッセイ漫画を見かけない日はないのではないでしょうか?
エッセイ漫画は体験談をもとにした漫画であり、素人でもストーリーを考えやすいことで爆発的に描く人が増えました。
スカッとする体験談や、育児漫画などは描かれている量は圧倒的でしょう。
ただし、プロ漫画家以外も描きやすい反面、クオリティに大きな差があります。
エッセイ漫画を見かけすぎて、内容を気持ち悪いと感じる人も多いでしょう。
なぜ、エッセイ漫画を気持ち悪いと感じてしまうのか、今回はその原因について解説をしていきます。
また、エッセイ漫画はプロの漫画家も多く手がけているので、一括りにして避けてしまうともったいないジャンルです。
少し変わった視点で世界が見える「変わり種のエッセイ漫画」も紹介していきます。
体験したことのない世界に触れられるエッセイ漫画の魅力もぜひ味わってみてください。
エッセイ漫画が気持ち悪いと感じる理由
エッセイ漫画をイメージしたときに、毒親やママ友、夫婦関係の愚痴のような漫画を思い浮かべるかもしれません。
一般の人でも描きやすいジャンルの反面、苦手な人には受け入れにくい内容が含まれることも多くあります。
ここから、よく見かけるエッセイ漫画を気持ち悪いと思う原因を探っていきましょう。
その原因が分かることで、楽しみやすいエッセイ漫画の傾向が見えてくるはずです。
合わない価値観を押しつけられる
友達が悪口を言いふらしたり、意地悪をしてくる
夫が家事や育児に理解を示してくれない
親が夫婦のことに口出したり、子どもに無理矢理なにかをする
こうしたエッセイ漫画は、XやYouTubeを見ると大量に見つけることができます。
嫌なことをされて、復讐したり自業自得な展開になる勧善懲悪な展開はお決まりとも言えるでしょう。
ただ、日常に潜む嫌なことを見ると気分が落ち込んでしまう人もいるでしょう。
また、現実でそうした状況に置かれている人でもご都合主義な展開に不快感を感じるかもしれません。
「○○はこうあるべき!」という作者の主張が強いのがこうした漫画の特徴です。
その価値観が合わないと、作者の意見が押しつけられているという印象になってしまいます。
作者の主張と合わないと価値観の押しつけを感じてしまう
誇張表現が多くて、大げさに感じてしまう
エッセイ漫画で日常的な勧善懲悪な展開を描くと、どうしても誇張された表現が多くなります。
見るからに悪い見た目のキャラクターと綺麗な見た目の主人公のエッセイ漫画を目にすることも多いでしょう。
また、怒鳴りつけられたり、暴力を振るわれたりする場面がオーバーに描かれることも多いです。
こうした誇張表現は漫画の手法としてはよくあるものです。
読者が主人公に共感しやすいように敵役をあえてすごく不快に描いているのです。
ただ、エッセイ漫画という現実のことを描く内容に対して現実離れした展開を見ると冷めてしまう人も多いものです。
もちろん実体験を基にしている漫画ですが、作者の承認欲求の強さが誇張表現に表れてしまいます。
主人公に共感をするように、誇張表現がオーバーになりがちなエッセイ漫画も多くあります。
オーバーな表現が多いとエッセイとして違和感を感じてしまう
展開がワンパターンになりがち
エッセイ漫画が一般の人も描くようになったことで、展開のワンパターン化も多くなりました。
主人公に悪いことをした人が周りからも嫌われて疎遠になる展開はお決まりでしょう。
勧善懲悪な展開は読む側に一定の安心感を与えますが、飽きやすいのが弱点です。
ジャンルによっては、いろんな作者さんが同じ展開を描くのでどれを読んでも一緒という印象も持ちかねません。
そうした同じ展開ばかりの漫画という印象を持つと、エッセイ漫画が気持ち悪く感じるかもしれません。
そういうときには、1度別のジャンルのエッセイ漫画を探してみるのもおすすめです。
ジャンルによっては、展開がワンパターンで飽きる
読みやすいエッセイ漫画の3つの見つけ方
ここからは、エッセイ漫画を気持ち悪いと感じている人も楽しみやすい作品を紹介していきます。
普段触れているエッセイ漫画とは大きく異なるジャンルばかりだと思います。
エッセイ漫画が気持ち悪いと感じている人も、新しい視点で楽しみやすい作品を厳選しました。
エッセイ漫画ってこんなものもあるんだ!
という発見の機会にして、新しい視点でのエッセイ漫画の楽しみ方を知っていきましょう。
エッセイ漫画にまだ親しんでいない人はこうした基準のエッセイ漫画なら楽しみやすいです。
自分が体験したことのない業界で未知の世界に触れる
エッセイ漫画には、色々な業界の裏側や体験が描かれているものが多くあります。
医療現場やキャバクラ、ホスト業界、保育現場など普段の生活で知ることのないジャンルのエッセイ漫画はおすすめです。
その業界独自の慣習や考え方を知ると純粋に「へぇ~」と感心することばかりです。
自然と展開も予想外なことばかりで、飽きがきません。
私がおすすめするのは農家の家庭を描いたエッセイ漫画「百姓貴族」です。
作者は「鋼の錬金術師」で有名になられた荒川弘さんで、ギャグ調で描かれる農家の日常は面白いの一言です。
農家の常識が、あまりに私たちの常識と離れていることに驚くことばかりです。
自分が体験した悩みや、直面する課題は共感しやすい
エッセイ漫画で多いのが「子育て」に関わるものです。
理由はやはり子育てをしている人や、していた人が共感しやすいのが人気に繋がるからでしょう。
自分自身が体験したことや体験していることは、作者に共感しやすいので自然と読みやすくなります。
これについては各人ごとに、置かれた状況によって読みやすいエッセイ漫画は変わります。
そんな中でおすすめするのは、「「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)」です。
仕事を頑張りすぎた人の体験で、心を軽くしてくれる考え方が詰まっています。
誰でも仕事の悩みというのは絶えないものだと思いますが、仕事が辛いという人に読んで貰いたいです。
仕事に関する悩みを溜め込みすぎる人に刺さるエッセイになっています。
作者の主張が少ないグルメエッセイは読みやすくておすすめ
エッセイ漫画を気持ち悪いと感じる原因は「作者の主張と合わない」ということが多くあります。
そういう人には、肩肘張らないグルメエッセイ漫画がおすすめです。
実際にそこに行って食べた体験や、家で料理を作った体験なら作者の主張はありません。
旅行を考えていなくても、なんとなく興味がある土地の料理や有名な土地のエッセイを読むと行ってみたい気持ちも膨らみ、楽しくなれます。
自宅で作る料理のエッセイなら、レシピがついていることが多いので作者の追体験もできます。
ファンタジー漫画にはない、現実に即したエッセイ漫画ならではの楽しみ方ができるのがおすすめです。
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